アラフォー妊娠からのどん底
実は、病院へ行くのが怖かったわたし。
40代の妊婦は先生から、きついことを言われるとか、
産めないよ、と言われるとか、ネットで読んだことがあったから。
私が行った病院の先生は、底抜けに明るくて、ポジティブすぎるくらい。
40代だからどうともいわれなかったし、厳しいことも言われなかった。
2回目に病院へ行くと、明るい先生が『あれ?おかしいな?』
『うーん。心拍が確認できないね。もしかしたら見えないだけかもしれないから、
もう1回様子を見る?』そりゃあ、奇跡にかけるでしょう。待ちます、待ちます。
3回目。『やっぱり確認できないね。1か月ぐらい待つ人もいるけど、どうする?』
…私の中では、もう無理だとなんとなくわかっていた。旦那さんと話し合って、
どうするか決めるようにいわれた。赤ちゃんは動かない。お腹にいるのに、動かない。
そう思ってグルグルなったら、受付で大声で泣いてしまった。
妊婦さんもいる病院で。大丈夫だよ、って受付の人や看護師さんが言ってくれるけど
何が大丈夫かわからなかった。
今からお腹のなかで、私たちの赤ちゃんが育って、出てくるという希望は無残にも
壊されて、神様なんていない、って思った。
なんで?なんで?なんで?
それだけ。
妊娠糖尿病の食事管理はツライよ
毎日、毎日、管理食。
ネットで調べると、野菜、お味噌汁から食べれば血糖が上がらないらしい。
早速実践。
ほほー確かに。
ピザが食べたい。ハンバーガーが食べたい。ケーキが食べたい!!!!
毎日毎日、世界中のインスタでおいしそうな写真をみて、
絶対絶対退院したら、食べにいってやるぅ!!!
と、誓う。
初めて、血糖が140を超えた。
週末だったけど看護師さんが先生に確認して、
インシュリンの注射をすることに。
怖い、怖い、怖すぎる・・・
初めてだから、看護師さんが注射してくれた。
毎日になったら自分で打つらしい。
毎日、毎日、ベッドで点滴して、食べることしか楽しみがないのに、
味のしない魚とか、固い肉の煮物とかばかり。。
唯一のジュースもちっちゃい子供用のジュースで 笑
お菓子もジュースも、この世から甘いものがなくなってしまったら、
なんて寂しい世の中なんだろう。
切迫早産からの妊娠糖尿病
入院して、糖尿の検査をした。
サイダー入りのブドウ糖を飲んで・・
これが結構たくさん飲む。
結果は・・・はい、残念・・・
妊娠糖尿病、管理します。
毎食、毎食、ごはんを食べる前と食べた後に血糖を計る。
プチっと針で刺して、機械で血を計ると、血糖値が出てくる。
糖尿病手帳をもらって、開くと、大きな字で、
『私は糖尿病です。倒れていたら助けてください。』と書いてある。
恐怖でしかない。
誕生日から糖尿管理が始まった。
旦那さんと二人で、面会できるお部屋で、お誕生日会をする予定だった
ピザもケーキも食べられなくなって、ただただ泣けた。
お母さんが産んでくれた日に、私は妊娠糖尿病だなんて、泣けた。
カーテンの向こうで一人で泣いた。
入院生活~切迫早産・アラフォーあるある?
大病院の部屋は4人部屋。
3か月ものあいだ、3人は長く入院してて、1ベッドは入っては出っていう感じ。
私が入って、2人はその前からすでに1か月の入院。
毎夜毎夜誰かが泣いてる状況。
カーテンは誰も開けないし、開けちゃいけないのかな、って感じで
誰とも話さない。
女子が1日中話をしないなんて、ストレスの塊でしかない。
私が3か月入院していて気づいたこと・・・
みんな名前に『子』がつかない。
子がつくのは、わたしだけ・・・
いや、ほんとに。これ。ほんと。
アラフォーあるあるでもないのかも。
私より1つしたとかになると、はやりだったのかなぁ。
子がつかないの。
あー、時代感じるゎーーーーー。やだゎーーーー。
と、思ったのでした。